横浜の日本大通り駅と元町中華街の間ぐらいに、KAATと呼ばれる横浜芸術劇場があります。
普段は、ホールがたくさんあって舞台で賑わっているところです。
ここが今回だけ、KAAT EXHIBITION 2017
劇場空間に「美術」を取り込み、美術を題材に様々な表現を交差させ、生き生きとした空間を作り出す。
劇場全体がミュージアムに、新進作家のアート作品と多彩なイベント。
として、
特別な美術の展示会場になっているとのことで、行ってきました。
詩情の森── 語りかたられる空間とオープンシアター2017、どうやら二つに分かれいたようです。
中スタジオでやっていたのが詩情の森、
暗い空間に照明が生きていました。
石でできた杭みたいな彫刻がたくさんあって、よく見ると石の途中が輝いていました。
藤堂さんの作品でした。
藤堂さんの作品はスタジオ外の、KAATに入って広がる空間にもありました。
厚い書籍のページの重なりが、ガラスの重なりになっていて本が透き通っていました。
一方、オープンシアターの作品は、、、
それぞれの作品が生きていないように思いました。
あの場所だからというのもわかるけど、そこでの展示を企画者ならもっと想像できたはず。
作家は真剣なのに、本来の力を発揮できず、かわいそうな感じでした。
中スタジオと力の加減が明らかに違うところがまたどうかな・・
一日だけでも見せられるものはできるはず。
でも、なんだかとりあえずオープンなところにもつけたしで企画したみたいな感じの
展示にするなら一日の企画はやめた方がいい。
犠牲になったのは作家ですね。
パフォーマンスもありました。
こちらはもちろんスタジオ内で、特に松岡さんがよかったです。
映像の上で踊っていました。
音と映像のバランス、一人だけど彼の動きがしなやかさとダイナミックさを合わせ持ち、見せられました。
終わった後にみんな舞台上を歩いていましたが、酔いそうな感覚でした。
劇場が展示会場に。来年もあるならパワーアップした感じを楽しみにしたいです。