スケールの大きな野外演劇で有名な維新派の2014年公演「透視図」を見に行ってきました。
昨年の犬島での公演「marebito」を見て、すっかり維新派が好きになってしまって、今年も行ってきました。
大阪での野外公演は10年ぶりだったんですね。
維新派とは・・・
維新派(劇団維新派)(げきだん いしんは)は日本の劇団。1970年、松本雄吉(大阪教育大学出身)を中心に日本維新派として旗揚げ。1987年に維新派と改称した。
劇団員総勢50名ほどが自らの手で1.5〜2ヶ月以上かけ巨大な野外劇場を建設し、公演が終れば自ら解体して撤収するという「scrap&build」の劇団として知られている。また公演時には様々なフードやドリンクを提供する屋台村を併設し、巨大劇場と併せ名物となっている。
作品は少年少女の青春群像劇を軸に、退廃的でノスタルジックな世界観を構築。会話によって語られることは少なく、セリフのほとんどを単語に解体し5拍子や7拍子のリズムに乗せて大阪弁で語られる独特の劇形態(「ヂャンヂャン☆オペラ」)を持つ。ヂャンヂャン☆オペラの名は大阪下町「新世界」にあるジャンジャン横丁から取ったものである。
–wikipedia
今回も少年と少女のノスタルジックで退廃的な物語を主軸に、畳みかけるようなリズム、せりふ、音楽、街と一体化した舞台、ドキドキしました。うわっうわっという感じで、時には鳥肌ぞわーっとしたり、遠い目になりそうだったりと・・・
屋台村もいい感じで、前回も感じたのですが、岩井俊二監督の「スワロウテイルバタフライ」の世界の中にいるような。あの空間づくりはすごいなぁと思いました。
完全なる非日常。
今回はかなり前列の席をとれたので、役者さんたちの表情(まぁ、無表情なのですが、その中の微妙な表情)も見ることが出来ました。
しかも、パンフレット見たら造形学校の友人が少年役で出てたらしく、全然演劇な人じゃないのにすごいなぁと静かに感動してしまいました。
また来年も見に行きたいなぁ。
朝日新聞デジタル版にも「透視図」の記事が紹介されています。
http://www.asahi.com/articles/ASGB97D8CGB9PTFC01T.html