久しぶりに現代美術の面白さを味わったなぁ
一言でいうとまさにこんな感想。
ライアンガンダーは1976年イギリスで生まれ、オランダの美術学校で学んだ作家です。
日本では初の個展です。
こんなにたくさんの彼の作品を見たのは初めてです。
彼は、例えばペインター、映像、彫刻など、何か一つにとどまらない、多種多様な作品の表現をすることが今回の展示からもわかります。
インスタレーションのような写真もあれば、よく見るとその近くに何か落ちてて・・
これは作品なの?誰かの落とし物?と思うような作品が散りばめられています。
この部屋はインスタレーション。
目玉も意外と表情豊かでかわいい。
私がなかでも一番気に入ったのは
《アンパーサンド》という作品。分厚いコレクションリストと説明があり、
頑張ればゆっくり座って彼のコレクションを全てみることができます!
さらに、地下2階の展示室は
ライアン・ガンダーが国立国際美術館の所蔵作品の中から選んだという、コレクション展。
【ライアン・ガンダーによる所蔵作品展 ―かつてない素晴らしい物語】
これまた学芸員ではなかなかできない超絶名高い作品群の展示方法に
茶目っ気と面白さと感動を感じ見ることができました。
もちろん、人によって見方も異なるところも良さなのですが
ユーモアに溢れる彼の作品や生き方みたいなものは
自分のクリエイションを掻き立てられるのはもちろん、
展示作品にもあったイマジネーション!
すてきな展示でした。
まだ見てない人はぜひ自分の目で見て感じてみてください。
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【ライアン・ガンダー ―この翼は飛ぶためのものではない】
会期: 2017年4月29日(土)―7月2日(日)
場所:国立国際美術館(大阪府大阪市北区中之島4-2-55)