今日は最近見た映画「サンクタム」のお話。
巨匠ジェームズ・キャメロンと聞くと、現代の若い方なら映画「アバター」のイメージ、昭和生まれの方だと「エイリアン」や「ターミネーター」、「タイタニック」のイメージがすごく強いのではないでしょうか??
でも!BUT!しかし!巨匠ジェームズ・キャメロン作品といえば「サンクタム」がオススメ。(個人的には・・です)
「サンクタム」は実話に基づいたサバイバル作品です。
「サンクタム」の意味は聖域。
ジェームズ作品の中では他の作品と比べてあまり目立ちませんが、過小評価を受けている映画だとはっきりと感じます。
ストーリーはとってもシンプル。
主人公である探検家の親子とその探検隊が未知なる洞窟へのルートを開拓中、天候の悪化で大増水して洞窟は事実上水没。
閉じ込められてしまいます。
退路を塞がれた冒険隊は洞窟の奥へ進むことに。この臨場感は見てて息が苦しくなる素晴らしさが詰まっています。
増水した水が背中から迫ってきているのに対し、逃げる先は完全に未知なる領域。
「本当に奥へ行くのか」と揉める展開にもなるのですが、この登場人物たちと増水と自然の間で醸し出される緊張感はもっと評価されてもいいと太鼓判を押せる作品。
洞窟の奥は海へと繋がっているので、そちら方面からの脱出を試みていくのですが、一人、また一人と犠牲が増えていきます。
増水の恐怖だけでなく洞窟の地形が完全に人間を阻んでおり、これが良くも悪くも胃が痛くなる出来となっています。
何度も潜るシーンがあるので、見ているこちらまで一緒に息を止めてしまいます。
未知なる大自然の恐ろしさがはっきりと描かれており、またインディ・ジョーンズのような冒険物が好きな人も唸らせる内容になっているのは言うまでも有りません。
自然的な部分だけでなく、極限状態に陥った人間同士の関係にも注目すべきです。
最初は険悪だった親子の絆が深まっていくのも見所。本作は息子の成長物語でもあり、彼が逞しくなっていくところは涙腺が緩くなります。
これほど感情移入ができる作品は余り無く、視聴しているうちに応援したくなるそんな映画です。
最終的に冒険家の親子と探検隊がどうなるのかはその目でぜひ直接確認していただきたいです!
宜しければご覧ください♪